就活のグループディスカッションで落ちる人の特徴や理由を紹介していきます。
グループディスカッションで落ちる人の確率を気にしている人がいますが、確率に関しては企業側が何人採用しようとしているか、何を落とそうとしているか、によって大きく変わります。
なので面接ごとに確率は変わるので、気にする必要はありません。
どんな人が落ちるのかどのような行動や発言をすると落ちるのかということの方が大切です。
就活のグループディスカッションでどのような方が落ちているか特徴を知っておきましょう
グループデスカッションで落ちる人の特徴5選
- 何も発言できない
- 周りの意見を聞いていない
- 話がそれている
- 辻褄が合っていない
- 論理的な説明ではない
1.何も発言できない
まずグループディスカッションで落ちる人の特徴として何も発言できていない人です。
グループディスカッションでは、良い発言をしたり仕切ることがうまくできているから受かるというわけではありません。
社会で働くに当たって、一人一人の役割や特徴をいかせていれば、少ない発言であっても受かります。
しかし、周りの発言に惑わされていて何も発言できていないと、評価は悪くなってしまいます。
なので、活発的な発言ができなかったとしても何かしら発言をするようにしましょう。
2.周りの意見を聞いていない
周りの意見を聞かず自分の意見だけを言っていても落ちてしまう原因になります。
1つ前に話した人の内容とは全く違うことを言い出したり、前の人の意見に同意も否定もせずに話し始めると話を聞いていない人だと思われます。
同意するか否定するかは、問題ではありません。
他の人が何を発言したかをしっかりと理解しているかが重要です。
周りがどのような意見を持っているのかを理解して発言していくことが大切です。
3.話がそれている
グループディスカッションでは、周りの意見を聞き、話の流れに合わせて発言することが大切です。
少し違う話をするのであれば、「そうですね。私もそう思います!ただ○○だと私は思っていて…」「私はそうは思いません。少し話はずれますが…」という風に1つ前の話も聞いていてあえて違う話をするという話し方をしましょう。
完全に話がずれていると協調性がない人だと思われてしまいます。
なので、話は聞いているけど私の意見は違うんだということをしっかりと伝えるようにしましょう。
4.辻褄が合っていない
グループディスカッションの評価においては、就職した時に話し合いができるかということが重要です。
何か意見を言わないといけないと思って、あなたが1つ前に言ったことや、話の途中で辻褄が合わなくなっていると評価は悪くなります。
はじめに、私は賛成ですと言っているにも関わらず、話している途中から否定的な内容が始まると辻褄が合っていないですよね。
緊張していると話の途中で意見がずれてしまったり辻褄が合わなくなることも多いです。
自分が今の何を言おうとしているのかをしっかり頭に置いておき話を進めていきましょう。
5.論理的な説明ではない
仕事をするにあたっては論理的な説明ができているかが重要です。
会社において一番嫌われるのは、「私はこれがしたい」「私はこれが嫌い」など自分の感情で意見を言う人です。
就活のグループでスカッションでは、いかにに論理的に説明ができていて自分の感情で判断しているだけではないということが見られています。
○○だから××です。
という風に、理由と意見をしっかりと説明立てて言えるようになりましょう。
最近ではグループディスカッションの正しい知識が YouTube でも公開されているので このような動画を参考にするのもいいです。
実際に面接をしている人がどのような面に注意して評価しているのかが分かります。
ますかっこよく発言するのが評価されるわけではありません。
施設の担当官がどのような面を評価しているかを知っておくことが大切です。
就活のグループディスカッションで落ちないために…
グループディスカッションで落ちる理由を把握し、対策すれば落とされる可能性は格段に下がります。
グループディスカッションでは
- 自分から発言しないといけない
- まとめ役になる
- 意見をしっかり言わないといけない
- どう進めていいかわからない
などのような、いろいろな考え方がありますし、テクニックがあります。
実は、そういったテクニックはあなたには合っていなくても、他の就活生には合っているなど向き不向きがあるんですね。
この自分に合っていないテクニックや対策をしていれば、的外れな発言をしたり、意見が言えなかったりとマイナスイメージを面接官に与えてしまいます。
そこで、今回はそんな就活の対策しなければいけない一つのグループディカッションで、本当にあなたに合っている対策方法を紹介していきます。
グループディスカッションで苦手意識を持っている方はぜひ、この機会に「受かって当たり前」と思える自信をつけてください。
会社側がグループディスカッションで重要視するのは?
グループディスカッションを企業側が取り入れるのは、応募者の思考力や志望動機などを探るためではありません。
思考力を見たいのであればテストで判断すればいいですし、志望動機なども面接で判断すればいいからです。
グループディスカッションで最も企業側が重要視するのは協調性です。
いかに、うまく自分の振り分けられたグループメンバーと良好な関係を築き、さりげなく意見を通したりして協調性を保てるのかを会社は見ています。
なので、「発言をダラダラと話す」「メンバーの意見を真っ向から潰す」などは、本当にあなたの発言に根拠があれば良いのですが、大抵は良いイメージより悪いイメージを残してしまいます。
グループディスカッションではいかに自分が目立とうと思うより、グループ内でいかに自分が貢献したうえで目立ったかが重要なのです。
グループディスカッションで絶対に意識するべきポイント
第一に企業はグループディスカッションで見ているのが協調性というところを踏まえて、次は絶対に意識するべきグループディスカッションのポイントを解説していきます。
時間配分
まず、当たり前ですがグループディスカッションは決められた時間があります。
話が時間以内にまとまらないとでは評価は下がってしまいます。
基本的には以下の2点をディスカッション中はこまめに気にするようにしましょう。
- 一方的にだれか話していないか?
- 時間にゆとりがあるか?
また、結論をまとめる作業の時間を取りわせれてしまうというハプニングも多いので、できるだけ早めに意見を集める話し合いは終わらせる感覚が丁度いいでしょう。
話がそれていないか
次にテーマとは違う方向に全体の話が進んでいないかも気にしてみてください。
緊張や時間以内にと意識してしまうと、慣れていなければどうしても頭がいつも通りに回らなくなります。
気づいてからでは遅い場合がありますので、周りがどんな話をしているかはしっかり耳を傾けましょう。
最低限の意見は言う
グループディスカッションはあくまで話し合う場です。
あなたが、
- 周りとは違った意見があるのか
- ○○さんの意見に賛成なのか
のように、最低限あなたの意見はメンバーに伝えるようにしておきましょう。
グループに溶け込めず、相槌だけで終わってしまうのは気を付けてください。
メンバーも意見をしっかり聞く
メンバーの意見もしっかりと聞くことはグループディスカッションにおいて大切です。
中には緊張してなかなか自分の意見を伝えるのにためらっている方もいます。
そんな時は緊張しているメンバーに話を振ってあげましょう。
また、メンバーが話している時には相槌も行うようにしてください。
声だけでうなづくのではなく、しっかり首を縦に振って相槌などしてあげるとメンバーもリラックスして話してくれるので、より質の高いディスカッションが実現します。
周りのメンバーが話しやすい雰囲気を作ることでグルディスでも自然と高い評価を得ることができるでしょう。
相手を批判ばかりしない
自分の意見を通そうと思い、周りの意見を頭ごなしに批判したりしてはいけません。
そのグループの雰囲気も悪くなりますし、何より協調性の欠ける人と企業の人事部の方たちに思われてしまいます。
相手の意見を批判するより、相手の意見も取り入れつつ妥協点を見つけたりする人の方が評価が高いです。
まずは、相手の意見と自分の意見を組み合わせることは可能なのか考える癖をつけていきましょう。
3つの人間タイプに分けられる
グループディスカッションに参加する応募者は大きく分けて3つのタイプに分けられます。
この3つのタイプを理解することで、自分がグルディスで落とされる理由やするべき対策が見えてきます。
また、メンバーがどのタイプなのかを判断できることによって、今このグルディスメンバーではどういう立ち回りが適切なのかもわかってしまいます。
グルディスでの3タイプは以下の3つです。
- 積極的な就活生
- 頭が切れる就活生
- どちらでもない就活生
一つずつ解説していくので、自分がどのタイプなのかについて考えてみてください。
そして、どのタイプかを把握したうえでグループディスカッションの対策をしていくのが内定通過を貰える近道になります。
積極的な就活生の特徴
積極的な就活生とは主に話をまとめたり、進行を自分でしたいタイプです。
いわばリーダー的な存在です。
友達と一緒に歩いていると一番前に歩くタイプです。
もし、あなたが周りの友達とはいつも自分がリードしないと居心地が悪いと思う人はこのタイプに入るでしょう。
頭がキレる就活生の特徴
普段から頭の回転が速いのが特徴です。
また、イレギュラーとして自分の詳しいテーマなど出た場合など、特定のテーマでこの特徴に入る時があります。
お互い人によって詳しい、または詳しくないテーマというものが存在します。
物知りな人などがグループディスカッションでいつの間にかこのポジションになっているのが多いでしょう。
グルディスが始まったらいつの間にかこのポジションにいるみたいなこともあるので、自分の詳しいテーマの場合はグループのアイデアマン的なこのタイプになってください。
どちらでもない就活生の特徴
積極的、特に頭がキレる就活生の特徴に当てはまらない場合がこのタイプになります。
また、自分より適した積極的な就活生がいる、頭がキレる就活生がメンバー内でいる時もこのどちらでもない就活生になったほうが良い場合もあります。
無理にリードや賢くふるまおうとしても結局ボロが出てしまい話がまとまらなくなる危険性があります。
自分より適しているなと思えば、思い切って譲って「どちらでもないタイプ」になってあげましょう。
また、どちらでもないだと印象に残らないですが、悪い印象にもなりにくいので無難に行けば落とされる可能性もないと考えるといいでしょう。
無難に通過できるタイプです。
3タイプどれがいいなどはありませんので気にしなくても大丈夫ですよ。
積極的な就活生が落とされる理由
まずは、積極的なグルディスでリーダーのポジションにつきやすい就活生が落とされる理由について説明していきます。
流れが無茶苦茶
リーダータイプがいわゆるグループの進行を務めます。
ということは頭がキレる、どちらでもない以上に話の流れなどを聞いていかないといけません。
流れが崩れてしまうと、時間が足りなくなったり意見がいつまでたってもまとまらないなどというマイナスポイントに捉えられかねません。
いきなり自分中心の発言をしていくのではなく、
- このタイミングはみんなが意見を言う時間
- ここはみんなの出した意見を話し合う時間
- ここは、結論を出していく時間
のように、流れを人一倍に意識しないといけません。
自分の考えを曲げない
積極的になる思いが強すぎて相手の意見を無視してしまうことに気を付けましょう。
積極的にリーダー的ポジションでグルディスを進めていきたいのであれば、みんなの意見を聞き、そこから答えを導かないといけません。
企業側も、一人で強引にまとめた結論よりも、メンバーたち一緒に考えにた結論の方が好印象を残します。
あくまで自分一人の知識を強引に通すくらいであれば、わざわざ協調性などを見るグルディスは必要ありませんから。
柔軟に対応していき、かつ自分の意見もさりげなく通すのがグルディスでは評価の高い積極的な就活生と見られるでしょう。
自分の話すターンが長い
グルディスは基本的に5~7人で決められたメンバーと限られた時間で話し合いを進めていかなければなりません。
限られた時間でみんなの意見を取り入れてまとめることが重要なので、自分の話すターンが長いと他の人たちの発言時間が無くなってしまいます。
ワンマンプレーになりすぎてはいけないということです。
メンバーが話しにくそうな場合は、会話を振ってあげて意見を聞いてあげるなど、メンバー達を巻き込むディスカッションにしていきましょう。
積極的な就活生のグループディスカッション対策
積極的な就活生が落ちる理由について解説していきました。
ここでは積極的な就活生がいかに対策をしていけばいいのかについて解説していきます。
メンバーを立てるリーダーを心がける
まずは、あなたがワンマンプレーになる一人ぼっちのグルディスよりも、みんなを巻き込むグルディスを意識してみてください。
みんなを巻き込むことで落ちる理由にもなる、
- 流れが無茶苦茶になる
- 自分の考えを曲げない
- 自分の話すターンが長い
のような不安要素を防ぐことができます。
時間配分も気にした進行ができれば更に評価は高くなるでしょう。
まずはみんなをまとめて自分のグループに一体感を持たせる気持ちで進行していきましょう。
意見を言うように促す
もし、グループになじめていない人がいるのであれば「○○さんはどう思いますか?」ように、意見言えるターンをメンバー達に与えていきましょう。
先ほども解説した通り、メンバーが話している時は無反応ではなく、話を振った責任として相槌など話し手が話しやすいと思える空気を作るように心がけてくださいね。
友達付き合いで自分が話し手になってリードを取ることが多いのであれば、一度話を聞いてみることを心がけて見て感覚を掴む練習をするのもおすすめです。
頭がキレる就活生が落とされる理由
頭がキレる就活生がグルディスで落ちる理由を紹介していきいます。
消極的になりすぎている
やはり、自己主張が多い人に圧倒されたり、頭の中で自己解決してしまい発言をあまりしない方に当てはまる落とされる理由になることがあります。
自己主張を強引にしてしまうとグループディスカッションではあまり印象は良くなりませんが、発言を全くしないのも企業側はあなたに対し良いイメージを持ちません。
特に、役割があると割り切って発言のチャンスを逃す方が多いので、自分の意見を最低限はグループに伝えないといけないことは頭に入れてください。
もちろん、そのリーダーの人が「あなたさんはどう思いますか?」と話を振ってくれることが、お互いにとって評価が上がりやすいのですが……
無駄に気張る
ゼミやバイトでまとめ役などの経験で進行役を慣れていないと、いきなり自分がリーダーになろうと思っていても空回りしてしまいます。
あくまで積極的に話さないといけないポジションが慣れていないのであれば、ひたすら参謀役として会話の流れを見たり、さりげなく自分の意見を通したりする方が面接官からの印象も良くなります。
頭がキレる就活生のグループディスカッション対策
頭がキレる就活生がグループディスカッションではどのような対策を取っていけばいいのかいついて紹介します。
縁の下の力持ちマインドを持つ
グルディスで頭のキレるポジションになるのであれば縁の下の力持ちを目指してください。
影でグループに貢献していると考えて貰ってもいいです。
例えばですと、グループの話がそれてきているのであれば「話がそれていますよ」と指摘してあげたりして、話の方向を上手にゴールまで導いてください。
基本的な信仰はリーダーに任せて、まとめるのが難しそうであれば、さりげなくフォローしてあげればいいです。
アイデアをできるだけ提案する
参謀役であればできるだけ頭のキレを使いできるだけ、多くのアイデアを出してグルディスをより深い話し合いに持ち込んでいきましょう。
自分が得意なテーマであったりした時は、話し合いの進行能力などを含めなければあなたが決められたテーマに適したアイデアを出せるからです。
あなたはテーマの中の話題をいろいろと振ってあげればいいのです。
ただし、独りよがりなアイデアを出してしまうのは注意してください。
あくまで、議論の内容を掘り下げるような感覚で行うといいでしょう。
メンバーの一人が「○○とかどう?」と聞いてきたのであれば、「それだったら、○○に△△してみてもどう?」というように繋がりを見せてアイデアを提案していけば面接官からの印象も上がるでしょう。
反論するときは根拠と代案を
次に頭の回転が速いからこそ、周りの意見に反論したくなる場面も多いでしょう。
反論する場面でも「これは違う」と否定するだけでは、面接官から高い評価はもらえないんですね。
普通に反論だけで終わるのではなく、反論したときの根拠と反論した案に代わる代案を提供してあげてください。
そして、代案には反論した案の問題もカバーすることができて、周りも納得できる代案だといいでしょう。
ただし、他の人もいろいろと反論してきますし、一発で周りが「これだ!」という案を出すのは至難の業です。
根気よくあなたが反論の理由、代案を伝えて周りの意見との妥協点を見つけるのがグルディス成功へのカギになるでしょう。
どちらでもない就活生のグループディスカッション対策
3タイプ最後になるどちらでもない就活生について紹介していきます。
「どちらでもない就活生の特徴」でも解説したように、落とされる可能性がなく、かといってめちゃくちゃ面接官の評価が上がるわけでもないローリスクローリターンのタイプに入ります。
基本的にこの方たちが落ちるのは、無理してリーダーシップを取ろうとしたり、参謀に回ろうとした時です。
以下の紹介する対策をしておけば、グルディスで落とされることはほとんどないので対策だけ知っておきましょう。
ひたすらフォローに回る
どちらでもない人は積極的な人の意見に相乗りするか、頭がキレるタイプの意見に相乗りすることを心がけましょう。
「私は○○さんの意見に賛成です。」と考え方が被ってしまった風を装えばいいでしょう。
ただし、あまりにも相乗りする人がコロコロ変わってしまっては、一貫性がない人柄と見られ落とされる理由にもなりかねません。
メンバーの意見に賛成の場合に相乗りすれば良いので、無理にすることはないです。
私の意見の方が正しくて根拠もしっかりとあるという場合は、意見を自分から提案してみるのもありでしょう。
話に乗ってあげる時には別の理由を付けると〇
一人の意見に対し相乗りするときは
「私もこう思ったから○○さんの意見に賛成です。」
という風に、違った見解から意見に賛同するという方法です。
「自分のこういう経験があるので、○○の意見に賛成です。」
などの、自分の経験談などからもとづいた賛同などがしやすいです。
そこまで突出した意見は言わなくていいので、時折グループメンバーの賛同意見を徹底的にフォローしましょう。
最後に、、、自分のタイプを知ろう
グルディスとは協調性や自分の意見をさりげなく言えたりするかなどの、その人のキャラクターを審査されています。
もし、自分がどのタイプかわからなければ友達にどのタイプか聞いてみるといいでしょう。
もちろん、テーマや割り当てられたメンバーによって、あなたのタイプは変わってきます。
自分がどのタイプになっても対応できるようにしておくと安心です。
グルディスは才能ではなく努力で結果をひっくり返すことができます。
慣れればグルディスも楽しくなってくるので、ぜひこの機会に苦手意識をなくしてください。