「就活はいつからはじめるべき?」と聞かれれば、「3年の夏から」と言われるのが一般的でしょう。
ただ、現状は就職したい企業を見つけて準備している人なら、もっと早期にインターシップや企業説明会に出席して就活の準備や企業側から内々定を貰えたりする活動をしていたりします。
内々定とは企業側に内定を約束する内定です。
そして、早期に準備すればする人ほど就活を早く終わらせ、良い企業に就職するパターンが多いんですね。
備えあれば憂いなしということでしょう。
そこで、今回は就活を始めるベストな時期とその理由、どういう就職活動を実際に行っていけばいいのか紹介していきます。
ベストなタイミングで就活の準備を開始して、理想の企業から内定を貰えるようにしましょう。
就活はいつからがベストなのか?
就活をスムーズに終えるなら内々定を狙うべき
経団連は、下記のような要請をしています。
広報活動 | 卒業・修了年度に入る直前の3月1日~ |
採用選考活動開始 | 卒業・修了年度の6月1日~ |
正式な内定日 | 卒業・修了年度の10月1日~ |
正式な内定を10月1日と定め、6月に採用選考がスタートします。
一般的には6月くらいから面接を受けて、7月くらいに複数の内定を貰った中の企業先からどこに就職するかを選ぶ人が多いです。
ただ「就活を早く終わらせたい」と思っている学生は、内々定を貰ってしまうパターンが一番早く終わらせることができます。
業界にもよりますが3月から4月にかけて企業側は採用情報を一斉に開始し始めます。
ということは、自分が「どの業種で働きたい」が決まっていない4年生だと、せっかくの情報公開もどこの会社がいいかを決めないといけないので周りより出遅れるということになります。
この3月から4月に情報が公開されるのと、内々定を狙うということを踏まえると、就活は4年の3月になる前から始めるというのがいいでしょう。
そもそも、3月から4月の採用情報公開に乗り遅れてしまうと自分が本来入りたい企業を見つけたときには、もう準備するには遅すぎるという可能性もあります。
周りと同じ就活の流れでは時代遅れ
2022年卒業予定の大学生も2021年卒業の大学生と基本的には就活の流れが変わることはありません。
引用元:マイナビ
上記の内々定率の調査の結果グラフでは、2019年卒大学生は4月に約33.2%、5月に60.3%、6月には76.3%の生徒が内々定を決めています。
早期に就活を終わらせている就活生は3月、4月に就職先を決めている人もいるというわけです。
また、年々、内々定を獲得している就活生の数は増えていっている傾向も見れます。
この傾向を読み取ると2020年卒では、さらに内々定を早期に取ってしまう学生が少し増えるとも予想もできるでしょう。
この傾向を踏まえても早めに就活を終わらせたいのであれば、できるだけ早く就活を行うべきだということです。
企業別内定獲得スケジュール
そして、も一つ就活をする際に抑えておかないといけないのが、企業の業界ごとによっては選考時期が早まったりすることがあるということです。
もし、選考時期が早い企業なのであればさらに就活を速めに初めて準備していたほうが内々定、もしくは内定をもらえる可能性が上がります。
ここでは
- マスコミ
- IT
- ベンチャー
- 外資系
の4つの選考スケジュールを大まかにご紹介しますので、自分がどの業種に行きたいかなど決まっている場合は今一度確認しておいてください。
マスコミ
テレビ朝日、読売などなど数えたらたくさんありますが、マスコミ系は選考時期が早く、油断して「3月から」と意気込んでいてはすでに終了しているなんてこともあります。
テレビ放送などのキー局は年を越す前の11月や12月で選考を始めるので早期の準備が必要になってきます。
マスコミ業界を狙うのであれば、早めにインターンの時期や企業分析をして準備する必要でしょう。
IT
IT業界もまた選考時期が早いとのことで有名です。
IT企業のほとんどは経団連ではなく、新経済連盟という別のところに所属しています。
経団連に属している企業は6月から選考が開始と通達されているのですが、IT業界の場合だと経団連の通達に従わなくてもいいのが大きな理由の一つでしょう。
よって、IT業界を狙うのであれば他の就活性よりも早めの対策が必要になるということです。
ベンチャー
ベンチャー企業は大手よりは社員の規模も少ないだけあって、できるだけ優秀な人材は早めに確保しようとする傾向があります。
また、マスコミと同じように経団連には所属していません。
ベンチャー企業では早いところでは、3年生の冬位から本格的な内定を出し始めるところもあります。
多くは夏ごろのインターンという名目ですでに選考は始まっていると考えたほうが良いでしょう。
外資系企業
外資系企業は12月あたりに面接を行い、早期に内定を出すところが多いです。
そして、外資系を滑り止めや一つの候補にして、日経企業を受ける学生も多いです。
外資系企業も当然ながら経団連に所属はしていません。
外資系企業を狙うのであれば、3年の8月にあるサマーインターンに標準を合わせて活動していくことが重要になってきます。
インターンが開始されるのはいつ?
インターンは4年生で大学の場合だと3年生の4月から募集や選考が始まります。
これがいわゆる「夏のインターン(サマーインターン)」です。
サマーインターンは4月から募集が始まるところが多いので、3年生の初めから気になっている企業や業界のインターン情報をチェックしましょう。
絶対にこの会社のインターンを受けたいというのであれば、4月になる前から去年のインターンの情報になるを確認するのもおすすめです。
その後、10月以降からのインターンが「秋のインターン・冬のインターン」と言われます。
夏のインターンと冬のインターンを両方受ける方も多いです。
終わってから秋冬のインターンの募集を始めるところが多いので、夏も秋冬もインターンに参加したいのであれば、春から継続してチェックしておくことをおすすめします。
最近は長期インターンや有給インターンも増えています。
長期インターンはキャリアもつけつつ実際に業界のことをすることもできます。
ただし、長期インターンはまだまだ数としては少ないので、長期インターン専門の無料サービスを利用することをおすすめします。
長期インターン専門サービス
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できる就活生の内定獲得プラン
実際にどの時期にどのような行動をすれば良いのかについて解説していきます。
基本的には3月、4月に採用情報が公開されると考えて解説していくので、もし、あなたが狙っている企業が早めに先行があるのであれば紹介するスケジュールを早めるようにして調整してください。
3年生の6月までにすること
この段階では主に自分が「どの業界に自分があっているか、働きたい」を見つける自己分析をしましょう。
そして、学年不問のインターシップなどで、実際に会社の雰囲気を体験するのもおすすめです。
インターシップに早期に参加することで、会社側の人と繋がりを持っておけば、あなたが内定を貰えるためのアドバイスを貰えるかもしれません。
また、その業界で役に立つ資格や自己の成長につながる経験を積んでおくのもいいでしょう。
英語の資格でもいいですし、中国語などの資格を持っていれば物流の業界だと評価されやすいです。
いろいろな経験をもとに、ESなどの自己PR欄に自分の強みなどが上手にアピールできれば、内定にもつながる材料になります。
3年生の6月~4年生の3月まで
この時期は基本的に面接や企業へエントリーする準備期間と考えてもいいでしょう。
主に企業研究、インターンシップなどに力を入れていきます。
自分の志望しているインターシップに積極的に参加することによって、内々定をもらえるきっかけを掴めたりでき、早期に就活を終わらせることにも繋がるでしょう。
特にベンチャー企業系志望であれば内々定を貰える可能性が特に高い傾向がありますので、面接されているつもりでインターンシップに参加してください。
4年生の3月~内定まで
この時期になるといよいよ面接です。
働きたい企業にはどんどん応募して、面接を受けていきましょう。
たくさん面接を受けることによって、面接の緊張感にも慣れることができます。
いざ本命の企業面接でも冷静に自分をアピールできるようになります。
時には圧迫面接を受けたりして、就活自体が嫌になることもありますが本命の企業面接の糧と思ってどんどん自分の面接スキルを上げていきましょう。
頑張って正しく自分をアピールできれば、本命の企業にも必ず内定ももらうことができます。
自分の働いてもいい企業の内定が早めに決まれば、余った時間はアルバイトをするでもいいですし、旅行をするにしてもいいでしょう。
最後に、、、無策の就活は後悔する
就活の期間自体は人生において約1年くらいです。
長くても2年くらいで、人生の3分の1が決まってしまいます。
就活自体は自分と向き合い、企業を研究し、しっかり準備を積めば必ずいい結果に向かいます。
遅すぎることは合っても、早過ぎることはありません。
ぜひ、スムーズに就活をこなし、自分が本当に良いと思える企業から内定を勝ち取りましょう。