就活でエントリーシート(ES)を作るうえで欠かすのができないのが自己PR。
それっぽいのが思いつかず適当にググって、自分に当てはまりそうな例文とか探して真似したりしていませんか?
実は真似してばかりだとオリジナリティがなくなってしまい、他の就活生と似たり寄ったりで面接官も「この子も同じかぁ」と思い、多くの応募者と同じESに埋もれてしまい印象に残らないのです。
当然、あなたの印象は薄れるわけですから書類選考の場合など、通過できる可能性が低くなります。
今回は、そんな例文自己PRから脱例文自己PRを実現し、面接官の印象に色濃くあなたが残るような自己PRの書き方を紹介していきます。
自己PRは例文で真似できるはずがない
そもそも自己PRが何のためにあるかということです。
自己PRは「自分が仕事したらこんなことできますよ!」とアピールするのが一番の目的です。
「周りよりもここが優秀だよ!」と胸を張って言える部分を企業側に教えないといけません。
そんな中、ありきたりな周りと同じ自己PRの内容では企業側も、将来がある人材と判断するのは難しいというわけです。
ただし、自分の短所と長所を企業側に伝えるわけですから、企業側が必要としている自己PRを書く必要は少なからず求められるでしょう。
企業側が求めている人材とそのニーズにマッチする自己PRができたとき、書類選考に通過する可能性は飛躍的に上がります。
まずは、あなたが内定をもらいたい企業がどのような人材を求めているのかをしっかりとリサーチし、その企業が求めている人材を知ったうえでオリジナリティある自己PRをかけるのかがスタートラインりなります。
参考にするのはOK
ただ、どうしても自己PRのイメージができないという場合に関してはインターネットなどの例文を参考にするのはOKです。
自己PRを説明するのに慣れていない場合はボキャブラリー不足で書くのが難しいです。
そんな時は、インターネットなどの例文を見て、「この長所はどんな書き方があるのか?」というふうに見ていくのも一つの勉強にはなります。
そして、自分にぴったりの言い回しが見つけ時は全部マネするのではなく、いかに自分の自己PRに活かせるかという部分にフォーカスしていくといいでしょう。
今のご時世、誰でもスマホ一つで「自己PR 例文」で調べてしまえば、同じような例文を見つけることができます。
全てを真似しようとすれば、周りの自己PRと同じようになってしまうのであくまで参考にするでとどめておきましょう。
自己PRはどこで差がつくのか?
自己PRで一番差がつくのは根拠の部分です。
どうしても就活生のほとんどがテクニック的な自己PRの書き方の流れで冒頭に「私の強みは○○です。」みたいな感じになってしまうので、この部分で差を開けても大差にまではなりません。
いろいろな言い回しをしても、応募者が多い企業ではどうしても内容が被るでしょう。
そこで、根拠の部分でいかにオリジナリティを出すかで周りの自己PRと同じか、そうでないかの差が大きく開きます。
自分の長所を見つけたのであれば、どこでその長所を手に入れれて、活かせたのかピックアップしていきましょう。
企業側の記憶に残る自己PRの特徴3選
ESの自己PRで記憶に残る文章の特徴は大きく分けて3つあります。
あなたのオリジナリティな強み、そして根拠が見つかっているのであれば次のステージとして今から紹介する印象に残る自己PRの特徴を参考にして周りの就活生と差をつけてみてください。
1.根拠が独特である
他の人が経験したことのないようなエピソードを的確に説明に使われてしまえば、あなたのESを読んだ人も記憶に嫌でも残ります。
例えば、
- バックパッカーなど、人がしたこともない旅行を多々した
- マイナーな大会だが入賞した
- インターンで普通ではありえない大きな成果を出した
などなどがあります。
あなたの強みの根拠にインパクトのある他の人が経験したこともない経験談を書くことができれば、少なからず読み手の興味を引くことはできるでしょう。
もし、そんなインパクトがあるようなストーリーが見つからない場合には次を意識してみてください。
2.根拠がすごい具体的である
根拠が具体的であるということです。
根拠がイメージしやすいと言ってもいいでしょう。
少し文章力な要素も入ってくるのですが、イメージしやすく書けるということはしっかりとした根拠になりやすいです。
例えば、何かの資格でも、
- なぜその資格を取ろうとしたのか
- その資格で役立ったエピソード
- 計画的に合間時間にか、ひたむきにひたすら勉強して取ったのか
という風に、できるだけ詳しく書いてみてください。
詳しく書こうとすることによって、エピソードもオリジナリティがあふれるあなただけの体験談になります。
もちろん、文字数という制限があるので、あまりにも詳細に書きすぎて自己PR欄に収まらないというのは注意してください。
3.ギャップがすごい
自己PRでのギャップというのはいかに悪い状態から良い状態へなったかという変化の度合いです。
根拠の始まりの状態が悪い状態であればあるほど、最後に良い状態へもっていけば読み手の印象に残ります。
また、良い状態へ持っていけたとしても同じように印象に残ります。
例えばですと、
- インターンで顧客満足度を50%から70%に挙げた
- TOEICの点数が600点から800点にあがった
- 弱かったクラブを強くした結果を説明する必要あり)
- こんな自分だったけど今はこんな風になった
などなど、
ギャップを持たせるようなストーリがあれば、自己PR欄を読んでいる人事の人にも印象が残ります。
根拠の部分で過去と今の自分がどれだけ変わったのかを考えて書くと、ギャップを生み出せる根拠が書けるようになります。
自己PRで輝くエピソードがない時は
最後に自己PRがなかなか思いつかない時にどういった対応をすればいいのかについて紹介していきます。
「根拠のネタがない」と悩んでいる時はぜひ、いくつか紹介する自己PRのネタ探し方法を試してみください。
とにかくハチャメチャな経験をしてみる
これは時間に余裕がある時に有効で、経験がないのであれば作っちゃおうというやり方です。
お金はかかりますが1か月だけの短期留学に行ってもいいですし、インターンシップなどがあるのなら参加しても構いません。
もちろん、もっとハチャメチャな経験がしたいと思うのであればバックパッカーでもヒッチハイクでもそれなりに面白い経験ができるでしょう。
自分の経験をとにかく書き出してみる
自己PRはもちろんインパクトも大事ですが、中身も大切です。
そんな場合は、とにかく自分が企業にアピールできるポイントを書き出して整理してみるのもいいでしょう。
大学入学から大学卒業までの期間であなたは何かしらの変化があったはずです。
そのプラスの変化を書き出していけば自然と自分の自己PRで書ける内容がリストアップできます。
「とにかく、時間がない」「全く自己PRを思いつかない」場合にはおすすめな方法です。
最後に、、、個性的な自己PRは就活に役立つ
自己PRはあなたが企業にいかに貢献できるかという説明欄です。
企業のニーズが合えば書類選考通過の大きな武器になります。
自己PRで自分の長所などを探す部分は手間暇がかかる作業です。
しかし、一度自分の長所などをまとめてしまえば、今後の自己PRは簡単に書けるようになりますので一度時間を作ってまとめてみてください。
オリジナリティが溢れて、会社の人事部に覚えてもらうようなESを作り上げましょう。