卜(ぼく)とは、人が関わりあう事柄(事件)を占うことを言います。
易やタロットが代表的な例です。
主に何かを決断するときなどに利用されることが多い占いの方法です。
「するべきか、しないべきか?」「どちらを選べばよいか?」選択肢が要求される場合に使われます。
「彼氏に連絡するべきか?」「この仕事を辞めるかどうか?」という感じですね。
占星術などが当てはまる「命」とは直接関係ないような事柄、事件などや、その対処法、物事の吉凶などを見るための占いです。
命と反対に毎回変わるものを見るための占いですので、いつも同じ答えが出てしまっては役に立ちません。
道具を使って行うものが多く、ランダムに配置された、モノの中から選び、質問の結果を見ていくことになります。
命の占いが理論的、法則的、統計学的な占い、また、根拠をベースにした占いだとしたら、卜の占いは共時性(シンクロニシティ)とでも言うべき物を根拠、ベースにしています。
共時性=シンクロニシティは「意味のある偶然の一致」なんていう風に訳されます。
つまり理由はよくはわからないんだけど、ある事とある事がセットになる、セットで起こる事を利用した占いです。
これをもっと積極的に考える方は、偶然ではなく「必然」と解釈します。
つまりこの世の中には実は偶然なんていう物は無くて、全て必然なんだ。と言う考え方ですね。
易(えき)
易占いである細い竹の棒、筮竹(ぜいちく)といいますが、そちらや、サイコロ、コインなどを用いて八卦(はっけ・はっか)と呼ばれる基本シンボルを組み合わせ、「易経(えききょう)」という中国の古典に照らし合わせて解釈していく占いの方法を「周易」といいます。
断易は、周易と同様にコイン・サイコロ・筮竹などを用いて「六十四卦」を作り、卦を構成する六つの爻(こう)に十二支を割り振り、その十二支と占った時の月・日をからめて判断していく占い方法です。
占った日と、卦を立てて得られた陰と陽の組み合わせ、十二支や五行との関係を見て占います。
何かを占うとき、易ではまず卦を立てます。この立卦あるいは得卦の方法も複数あり、何を使うかは個人の選択によります。もちろん時と場合により使い分ける場合もあります。
筮竹(ぜいちく)と呼ばれる竹の棒を用いる事が多いようですが、易にある程度通暁すれば卦を求める方法はあまり関係ありません。
タロット(たろっと)
タロット(タローカード)を用いて占い、それぞれのカードの意味や絵柄が表わすものから占い結果を読み取ります。カードの名称は辞書的にある意味を調べるだけでなく、カードに描かれている光景を基に意味を感じ取り占う方法です。
タロット占いには、大アルカナと呼ばれる22枚のカードだけを使う方法と、小アルカナと呼ばれる56枚のカードも合わせて計78枚で占う方法の二通りがあります。また、小アルカナのみを使う占いもあります。
まずカードを裏向きにして机の上に置きシャッフルします。そしてシャッフルしたカードの中から数枚を引いて机の上に並べます。カードの並べ方には様々なものがあり、カードの並べ方のことをスプレッドと呼びます。
スプレッドが完成したら、それぞれの位置にあるカードの意味・図柄を読み取り占います。
霊感タロット
文字通り、霊感を使いタロットカードで占います。
上記タロット占いに加え、霊感がある人物が行うことによって、あなたとよりリンクしますので、的中率は高いです。
しかし、霊感を持ち合わせている人が少ないこともあり、レアな占いと言えます。
奇門遁甲(きもんとんこう)
奇門遁甲は、「三国志」で活躍した諸葛孔明が戦略に用いたと伝えられる方位術のことをいいます。日本では、古くから「八門遁甲」とも呼ばれており、先天的な運命を知った上で、その運命を自らの望む方向に積極的に改善したい時や、難問を解決したい時に主として用いられる占い方法です。
目的と用途に応じて使用する占盤を使い分け、選定した時刻に、目的に合わせた方角へ移動することによって願望を達成させていきます。そのため、一般的な開運のための方位術や風水に対して「動の方位術」とも言われています。
この奇門遁甲には、流派によって多少の違いがあり、兵法として使われていたことから攻撃と守備の両面があり、それぞれ用いる盤が異なるとする流派、逆に1つの盤だけで見る流派、その他諸派が存在しています。本場中国では、1つの盤で見るのが一般的とされています。
年月日時により刻々と変わるその時の方位の吉凶を調べる方位学ですが、流派によってその様相はかなり異なっているようです。
基本的には何種類かの盤を作成し、重ね合わせ、移動方向の吉凶判断を行います。諸葛孔明が使ったという伝説もある。奇門遁甲は、一般的に開運のための方位術とか風水に対して「動の方位術」と言われています。
ルーン占い
ルーン占いは、その場に偶然表れた象徴を用いて占います。タロットと比べて文字の象意がとても抽象的ですが、神話的な背景や不思議な文字のミステリアスなイメージで最近世間にも知られてきています。
占いには、25文字(24文字+空白)のルーン文字が刻まれた木片や小石を使います。最近では、ルーン文字が描かれたカードを使うことも多いようです。占い方は簡単ですが、単純な文字から象意のイメージを広げるために、リーディングにはインスピレーションが必要です。
木片や小石を使う場合の占い方は、2種類あります。ひとつは、袋にルーンを書いた木片や小石を入れて、それを取り出す占う方法。もうひとつは、ルーンを書いた木片や小石を投げて、落ちた場所で占う方法です。
カードを使う場合は、タロットのスプレッドのように、何枚かのルーンカードを使って占うこともできます。その際、同時に出た他のカードとの位置関係によって解釈が大きくことなる場合があります。インスピレーションを働かせつつ、多角的な判断を行うことが必要とされます。。文字と象意がシンプルなルーン占いは、たくさんスプレッドするよりも、単純なワンオラクルなど、少ない数で占う方が適しています。
その他
太乙神数、宝石占い(パワーストーン占い)、ジプシーカード、悪魔のカード、トランプ各種カードも含まれます。