転職エージェントとの面談の流れは、求職者が自身の経歴や求人希望を伝え、エージェントが適切な求人を提案するところまでが行われます。
電話で面談日を予約することが多く、中にはLINEやメールで面談日を決めることもあります。
面談は転職エージェントによって異なりますが、オンライン・電話面談は30分~90分程度の時間で行われます。
転職エージェントを初めて使う方は、内容や流れを知らない人も多いと思います。
面談で聞かれること、聞いた方がいいことも知って準備をしておきましょう。
この記事を書いた人
安藤麗奈。1987年生まれ。転職エージェント計3社で11年勤務。z転職のような一人一人に合った転職エージェントを紹介するサービスやリクルート系転職サービス、ブラックな転職エージェントでの勤務経験もあり。既卒から一般転職・ハイキャリア・専門職の方までフォロー。
転職エージェントの面談内容・簡単な流れ
面談の流れ
まず面談は、転職エージェントに登録をしたら面談日の予約をします。電話・LINE・入力ページなどの方法があります。
面談内容
- 状況確認
在職中か、転職活動の状況確認があります。 - 希望の確認
希望の職種や年収・待遇・勤務地を確認します。 - 求人の紹介
希望に合わせて求人の確認を行います。
大きく分けるとこの3つになります。
詳しくは「転職エージェントの面談で聞かれることは?」で解説しています。
面談の方法
面談の方法は、3つの方法があります。
面談の方法
- オンライン面談
- 電話面談
- 対面面談
7~8割はオンライン面談で、オンラインがうまくいかない場合など電話で行うこともあります。
対面で行っているのは1割程度で、最近はオンラインが主流です。
転職エージェントの面談で聞かれることは?【1】
転職エージェントによっても違いますが、面談で失敗しないように何が聞かれるか知っておきましょう。
転職活動の状況確認(今の状況確認)
まず、面談が始まると「転職活動の状況確認」があります。
- すでに応募している(30%くらい)
- 今すぐ求人を紹介して欲しい(40%くらい)
- どんな求人があるのか知りたい(30%くらい)
- 転職に迷っている状態(20%くらい)
1人1人に合った進め方で対応していく流れになります。
他社にも登録していますか?
求人紹介がダブったり、応募が重なることを避けるためです。
他のエージェントを使っていることを隠す方がいますがこれはかなり効率が悪いです。
すでに応募している(30%くらい)
すでに今回の転職活動で応募している方は、どのような求人に応募したのか?聞いてくる流れになります。
転職エージェントでは、10から20件ほど求人を一気に紹介していくことが多いです
なので、既に応募している場合、どのような企業に応募したかを聞いて、紹介を進めた方が効率がいいです。
今すぐ求人を紹介して欲しい(40%くらい)
求人を紹介してほしい状態の人が一番多いです。
この場合は、職場経歴などの確認後、面談で求人を紹介していく流れになります。
どんな求人があるのか知りたい(30%くらい)
その次にどんな求人があるか、とりあえず見てみたいという人です。
この場合も希望を聞いて面談で求人を紹介していく流れになります。
転職に迷っている状態(20%くらい)
未経験の業界に行きたいけど、大丈夫なのか?会社を辞めれるか心配な方、すぐではないけど、3か月後くらいに転職したい方などです。
会社が辞めれるか悩んでいる場合も、辞めれている人がほとんどで、引き留めに合う場合は、退職代行などを使う方もいます。
転職活動では、「応募する→採用→退職」の流れが一般的です。
もちろん、すでに辞めている方の場合は、即昼食や入社日を決めての入社となります。
転職エージェントの面談で聞かれることは?【2】
面談では、転職活動の状況確認の後に、職務経歴や経験などの確認に進みます。
リクルートエージェントやdoda、マイナビなどでは登録をしたときにアンケートや適性診断と一緒に入力した情報をもとに、転職活動の状況確認を行います。
これまでの職務経歴
具体的な職種や仕事内容、経歴が多い方は、どの経歴を生かして転職したいのかも聞き取りをします。
未経験職種に転職したい場合も、今までの職歴をアピールポイントとして生かせる場合があるので、確認をします。
スキルや資格、経験
資格や技術的なことだけではなく、今までどのような仕事内容をしてきたかも聞いていく流れになります。
それをもとに、自己PRや志望動機、推薦状の作成をするので、仕事内容もしっかりと説明しましょう。
希望の勤務地
通勤時間で答える方が多いですが、都道府県内という形の方もいますし、電車の○○線で通勤しやすい場所という感じでもOKです。
希望の年収
給与額、賞与(ボーナス)、家庭環境などから手当が付くかどうかなどの確認も行います。
希望の待遇
勤務時間はもちろん、休みが土日がいいのか、平日休みの方がいいのか?残業有無の確認などです。
そして、IT系の方ならリモート可希望などもこの時に言いましょう。
希望する業種や職種
前職や今の仕事内容と全く同じものがいいのか?それとも、少し違う職種にするのか?別業界にするのか?といった具合です。
職種が同じでも、違う業界がいい場合や、同業界のみで探すなど希望を聞きます。
転職理由は何ですか?転職のきっかけは?
- 書類作成・推薦状・面接対策に役立てるため
- 前職と同じ辞める理由が起こらないため
この2つに役立つからです。
今後のキャリアプランは?
今までと同じように働いていくのか?それともキャリアアップや給料アップを狙ってキャリアを積み重ねていきたいのか?でも求人は変わってきます。
数年働いて○歳になったら、地元に帰ろうと思っているなど将来的な目標が決まっている方が求職者とアドバイザーの求人のイメージが合います。
ここで話したことは企業に話すことではないので、本音のキャリアプランを言いましょう。
他に希望はありますか?
一通り聞き終わったときに、他に希望がないか確認が入ります。
- スキルはAとBがあるけどAの職種は省いてほしい
- プライベート重視で求人を探したい
- 仕事以外のイベントがない会社がいい
- 福利厚生でこの手当が付く会社がいい
- 県境なので○○県の求人でもいい
- ノルマのない会社がいい
希望を絞った求人数で会っても一人当たり10~30件提案することも多く、絞らないとブラック企業や条件の悪い会社が多く含まれてしまいます。
転職エージェントの面談で聞いた方がいいこと
面談では、今までの経歴や希望を質問形式的いた後に「他に希望はありますか?」という風に聞かれます。
さらに、聞き取りの後は、具体的な求人を一緒に見ていく流れになります。
この時に聞いた方がいい内容を紹介します。
他に希望はありますか?に対して聞いた方がいいこと
エージェントの担当者も何が嫌で希望しているのかを知った方が最適な求人が出しやすいです。
残業がない会社がいいけど、飲み会や先輩との交流がある方がいいと考える営業系の男性もいます。
中には、残業代が出るのであれば1日30分くらいの残業であればOKと考える人もいるでしょう。
希望内容 | 具体的な内容 |
残業がない会社がいい | 前職でサービス残業が普通だったので残業がない会社がいい・プライベートを充実させたいので残業がない会社がいい・残業代が全額支給の会社がいい・残業は嫌だがアットホームな会社の方がいい |
スキルBを生かしたい | スキルAの職種はしたくないのでBを生かして仕事がしたい・スキルAの仕事ももちろんしたいがけどBの方が給与が高いことが多いのでスキルBを押したい |
福利厚生が充実の会社がいい | とにかく福利厚生充実した余裕がある会社がいい・将来産休を取ることを考えているので福利厚生充実している方がいい・前職に福利厚生が全くなかったので気にしている |
プライベート重視の会社がいい | 残業が嫌なのでプライベート重視の会社がいい・趣味で地方に行くことがあるのでまとまった休みが取れる会社がいい・家族の休みが土日なので合わせたい |
○○県内でなくてもいい | ○○線の近くに住んでいるので県内でなくても××県の中心部に出やすいから・他で求人を見た時に県内だけだと求人が少なかったから |
歩合がある会社がいい | 前職よりも年収を上げたいから歩合も付く会社がいい・基本給が上がるのであれば歩合が付かなくてもいい |
理由によっても省く求人は違ってきます。
求人紹介時に聞いた方がいいこと
最近は、法律もしっかりしており、求人情報に必要な情報は載っています。
しかし、中には記載がないこともあるので、確認しましょう。
求人情報にない場合に聞くこと
- 残業の有無
- 平均残業時間
- 残業手当全額支給かどうか
- その他手当の記載がある
- 有給取得率
- 勤務地は1か所か
- 1つの職種で募集しているか
残業の有無や平均残業時間に幅があったり、残業手当が全額支給なのか書かれていないこともあります。
その他手当も、記載がなかったり記載内容が他より少ない場合は、聞いてみましょう。
大手や全国展開、一部地方に複数支社がある場合などは、勤務地の移動があるかの確認も重要です。
そして、複数職種で募集がある場合は、配置転換や複数の職種をこなす必要があるのかも聞くといいです。
明確ではない情報の確認
- 給与・年収に幅がある場合の確認
- 待遇が自分に当てはまるのか確認
- シフト制の場合のメインの勤務時間の確認
- 具体的な入社日の確認
- 応募締め切り日の確認
転職エージェントでは年収の交渉も行ってくれるので、さらに伸びる余地があるのかも確認しましょう。
待遇や手当に関しても、自分には当てはますのか確認するようにしましょう。
入社日や応募の締め切り日が明確でない場合は基本的には担当者から案内がありますが、求人を絞ってからのことも多いです。
先に知りたい場合は聞きましょう。
転職エージェントの面談ではどこまで本音を言うべきか?
転職エージェントの担当者からしても、面接を受けてから希望と違った…ミスマッチだった…ということになるのは避けたいです。
本音かどうかは後々バレる
本音出ない場合は、後々バレると思っておきましょう。
よくあるのが、すぐに応募しようとしていないにもかかわらず「すぐ応募しようとしています!」と言ってくる人です。
すぐ応募しようと思っている人と、そうでない人は反応や行動でわかるものです。
検索すると「応募の意思がある人ほど求人を積極的に紹介する」という内容が書かれていますが、それは、すぐ応募するから今すぐ応募できる求人を積極的に紹介しているだけです。
例えば3か月後に入社したい場合は、募集期間が長い求人や今後出てくる求人を順番に紹介していく流れになります。
転職意思の度合いによって、紹介する内容も変わります。
本音では今の職場を辞めようか悩んである場合
最近はそのような人も多いので、辞めようか悩んでいる人がいても担当者から見れば普通です。
求人を見ていい求人があったら辞めたい、辞めるか決断したい!という人も多いと思います。
辞めようか悩んでいて、求人に応募しないのか?それとも、求人の内容が合っていなくて、募集しないのかによっても、同じような新着求人が来たときに共有するかどうか変わってきます。
本音では、辞めることを悩んでいて応募しないのであれば、同じような新着求人も送ってくれます。
しかし、本音を言わない場合は、同じような新着求人を送らないことになってしまいます。
本音を話して信頼関係を築くことが大切
作った建前上の話だけではなく、本音を率直に言ってくれる人の方がしっかりとサポートをしようという気持ちになります。
なので、建前だけで話すのではなく転職するにあたっての自分の本音を言うことで信頼関係が生まれます。
特に求人が決まってからの企業側への交渉や書類関係の添削、面接対策では信頼関係がある方が丁寧にサポートしてくれます。
転職エージェントの面談で絶対にやってはいけないこと
長年転職エージェントとして働いてきましたが、嘘をついている人はちらほらいます。
一気に信頼感をなくしたり、嘘の場合は応募が決まった求人を紹介できなくなることもあるので注意しましょう。
- 面談に遅刻する(事前連絡なし)
- 約束を守らない
- 態度が悪い
- 経歴やスキルに嘘をつく
- 10分以上の愚痴や悪口を過度に話す
- 現実的ではない希望を出す
- 転職する意思がない発言をする
- 建前だけで綺麗事ばっかり言う
- 親や恋人に決定権を委ねている
10分以上の愚痴や悪口を過度に話す
さらに、愚痴から希望の職もわかりやすいので、前の会社をなぜ辞めたか(今の会社をなぜ辞めるのか)を聞くときに口をある程度いうのは大丈夫です。
しかし10分以上、同じ愚痴を繰り返すと時間がもったいないのですし、カウンセリングではありません。
過度な愚痴は「自分に非があるのでは?」と印象を悪くし、この人に問題があるのではないか?と思われることにもつながります。
理想が高すぎて現実を見ていない内容
高すぎる理想の条件や今までの経歴から現実的ではない希望を主張し続けるとあきれられてしまいます。
もちろん給与アップに関して交渉をしてもらうのは大切です。
ただし、現実的な目標を設定しつつ、エージェントの意見やアドバイスを素直に受け入れる姿勢が大切です。
年収で嘘を言う
入社が決まってから以前の会社の源泉徴収票などを新しい会社に渡すことになるので前職の給与はばれると思ってください。
年収で嘘をついていると採用が決まってから転職エージェント側に連絡が入ることもあります。
なので、年収で嘘をついても最終的にはバレてしまうので、年収のサバ読みをする場合であっても395万を400万と言うくらいにとどめいておきましょう。
転職回数や職歴で嘘を言う
転職回数や今までの職歴に関しては、正直なところ嘘ついていてもばれません。
しかし、話の流れや言動、辻褄が合わずに、バレてしまったり話の内容があっていないこともあります。
転職回数や職歴を少し調整するのであれば、数ヶ月でやめた会社を省くくらいにとどめておきましょう。
身だしなみを整えないで面談に臨む
部屋着のままで面談をしたり、髪の毛がボサボサのままで面談を受けるようなことはやめましょう。
面談では普段着でも問題はありませんが、身だしなみが整っていなかったり汚い状況というのはまた話が違ってきます。
汚い部屋からのオンライン面談
zoomやGoogle meetでオンライン面談を行うことが多いですが、どのようなオンライン通話のアプリでも背景をぼかす機能が備わっています。
背景に壁やカーテンしかないような場合を除いては基本的にぼかしてオンライン面談を行いましょう。
親や他人に決定を委ねる態度
転職エージェントで働いていた時にもたまにいましたが、親や恋人、周りの人に意見を聞くから少し待って欲しいという人がいます。
転職は社会人がするものです。
「親に聞いてみます」「彼氏に聞いてから…」という発言はしないようにしましょう。
もし、そうだったとしても「一度考えて決めてから連絡しますね!」という風に自分で決めているということにして話した方が自立している人と思われるので良いでしょう。
転職エージェント面談の場所・対面は多い?
今では多くの転職エージェントがオンラインもしくは電話での面談となっています。
転職エージェントとの面談は、対面、オンライン、電話の3つの形式で行われることが一般的です。
対面で面談する場合は?
対面面談は、エージェントのオフィスやカフェ、ホテルのロビーなどで行われることも多いです。
対面は、求職者とキャリアアドバイザーが直接顔を合わせてコミュニケーションを取ることができるため、相手の表情や態度を見ながら深い理解を得やすいという利点があります。
今は対面で面談できる転職エージェントも少なくなっています。
希望する場合は、地理的状況もあって、担当者が変わることもあります。
対面面談を行っている転職エージェントの場所
▼対面での面談も行っている転職エージェント
エージェント | 場所 | 時間 | オンライン |
リクルート エージェント | 全国16か所のオフィス | 平日:10:00~19:30 土曜日:10:00~18:30 日曜日:10:00~17:00 | OK |
doda エージェント | 全国12か所のオフィス | 平日:9:00~19:30 土曜日:10:00~19:30 | OK |
マイナビ ジョブ20’s | 全国6か所のオフィス | 平日9:15~17:45 | OK |
マイナビ エージェント | 全国6か所のオフィス | 平日9:15~17:45 | OK |
パソナキャリア (ハイクラス) | 全国12か所のオフィス | 平日の9:00~17:30 | OK |
対面での面談にこだわりたい方は、転職エージェントを使用しましょう。
▼ 各転職エージェントの舞台的な場所(住所・最寄り駅)
転職エージェント面談はオンライン・電話が多い?
- オンライン面談
- 電話面談
- 対面面談
コロナ禍以降はオンライン面談・電話面談が主流
コロナ禍以降はほとんどの面談はオンライン面談や電話面談で行われています。
移動時間や交通費を削減できるため、在職中で忙しい求職者にとって非常に便利です。
特にオンライン面談は、ZoomやGoogle meetなどのビデオ会議ツールを使用して行われ、全国どこからでも面談が可能です。
夜、土日の面談を対応を行っている転職エージェント
在職中で転職活動を行う場合は注意が必要です。
▼土日、夜対応している転職エージェント
転職エージェント | 土日対応 | 特徴 |
リクルート エージェント | 土日対応可 | 全国対応。勤務時間に応じて迅速に対応している。 |
doda エージェント | 土曜は対応 | 全国対応。日曜以外であれば対応可能。 |
z転職 | 相談可 | 全国対応。18歳~35歳まで対応。 |
マイナビ ジョブ20’s | 土曜は対応 | 全国対応。日曜以外であれば対応可能。 |
マイナビ エージェント | 土曜は対応 | 全国対応。日曜以外であれば対応可能。 |
LHH転職 エージェント | 土日対応可 | ハイクラス。関東・関西・東海に対応。年収を上げたい方向け転職エージェント。 |
ハタラクティブ | 土日対応可 | 未経験・フリーターに強い。関東、関西、愛知、岐阜、静岡、三重、広島、岡山、福岡 |
電話での面談は多いのか?
基本的には、電話は面談の日程を決めたり、軽い質問や面談後の求人の詳細を伝えるときに電話をすることが多いです。
オンライン面談で顔を見て行うことが普通です。
面談では、30分~90分転職の職種や内容によって異なります。
経歴の確認、希望の聞き取り、求人紹介まで平均1時間くらい行われます。
転職エージェント面談の服装は?
しかし、現在では、オンラインで面談を行うので、私服でも大丈夫です。
ただし、パジャマのような部屋着などカジュアルすぎる服はやめましょう。
また、清潔感を持って身だしなみを整えてオンライン面談に臨むようにしましょう。
夏場はTシャツでも構いませんが、肌着のようなTシャツはNGです。
外に出ても恥ずかしくない格好でオンライン画面を開きましょう。
寝ころんだままで、zoomを開いたり、リラックスしすぎの体制はやめましょう。
しかし中には、寝転んだりリラックスした状態で、オンライン面談に挑む人がいます。
担当者からの印象が悪くなるので、しっかりと座った状態で行ってください。
古いスマホなどスマホが2つあるのであれば1つはオンラインを開くようでもう1つはメモや調べ物をするのに使うのもいいでしょう。
スマホは手にもっていると疲れるので立てかけて、スピーカーかイヤホンで通話をするのがベストです。
しかし、PCがない方も多いと思うので、スマホでオンライン面談をする場合は注意が必要です。
対面で面談する場合の服装
転職エージェントとの面談では、スーツを着用することが一般的ですが、必ずしも必要ではありません。
私服やオフィスカジュアルでも問題なく、清潔感があれば大丈夫です。
オフィスカジュアルは、堅苦しすぎずリラックスした印象を与えるため、多くの求職者が選んでいます。
ジャケットやきれいめなシャツなど、ビジネスシーンに適した服装が望ましいです。
スーツを着用することで、エージェントに対して良い印象を与えることができるため、迷った場合はスーツを選ぶことがおすすめです。
今後、企業との面接を控えているので身だしなみの確認のためにもスーツの着用をしましょう。
対面でも私服でいいと言われることもある
転職エージェントの担当者から私服で来るように指示された場合は、その指示に従っても問題ありません。
ただし、あまりカジュアルすぎないよう注意が必要です。
衣服や靴が汚れていないか確認し、髪型や身だしなみも整えておくことが求められます。
初回面談までに準備しておくこと
以前は、履歴書などを作成しておく必要がありましたが、最近は、入力するだけで履歴書を作成できるようになっています。
また、志望動機や自己PRなども、求人が決まってから担当者と一緒に考える形になります。
これが転職エージェントを使う人が受かりやすい理由です。
なので、転職エージェントの面談前の準備は以下3つで大丈夫です。
- 転職理由や希望条件のリストアップ
- 担当者に聞く質問の用意
- 今後、将来のキャリアプランを考える
希望のリストアップは「転職エージェントの面談で聞かれることは?」を参考に作りましょう。
そして、担当者に聞く質問の用意は「転職エージェントの面談で聞いた方がいいこと」を参考にしてください。
「今後長く働いていける職場で探している」「今のキャリアが少ないので、次の転職ではキャリアになるような職場で考えている」「次は昇進できるような会社で働きたい」「出産も考えているので福利厚生がしっかりとしている会社がいい」
このような形で考えておけばOKです。
転職エージェントの面談の予約方法
その連絡時に面談の予約をする流れになっています。
中には、面談日を予約するフォームが用意されているエージェントもあります。
入力の場合は、これで予約は完了です。
入力画面がない場合は、担当者から連絡が来るので、日時のすり合わせを行います。
以下日程でご都合の良い日時はありますでしょうか?
1月11日13時~19時開始
1月12日13時~19時開始
1月13日9時~19時開始
自分の予定に合わせて、返事をすれば予約完了です。
面談時間は、エージェントによって異なりますが30分~90分です。
面談までに、フォーム入力や適性診断を受ける
登録時や予約後に今の状況や職種などを入力しておいて面談をスムーズに進める使用になっています。
リクルートエージェントの場合であれば、選択で入力していくので簡単です。
また、マイナビジョブ20‘sでは適性診断もあるので、面談時の時間短縮になります。
登録・予約がスムーズな転職エージェント
少しでも簡単に登録から予約まで行いたい場合は、下記転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェント | 入力方法 | 特徴 |
リクルート エージェント | 選択型・入力型 | 全国対応。473,327件(2024年10月現在)で求人数が多い。 |
doda エージェント | 選択型・入力型 | 全国対応。292,925件(2024年10月現在)で求人数が多い。 |
第二新卒エージェントneo | チャット形式 | 全国対応。既卒第二新卒向けの転職エージェント。 |
マイナビ ジョブ20’s | 選択型・入力型 | 全国対応。20代特化のマイナビの転職エージェント。 |
マイナビ エージェント | 選択型・入力型 | 全国対応。地方の求人も多いことで有名。 |
ハタラクティブ | 選択型・入力型 | 未経験・フリーターに強い。関東、関西、愛知、岐阜、静岡、三重、広島、岡山、福岡 |
面談のキャンセルしたい場合は?
まず、面談をキャンセルする際は、できるだけ早めに連絡を入れることが求められます。
仕事が入ったり、残業になったり時間までに間に合わない場合も多いでしょう。
面談の日時が決まった後に急な都合が生じた場合は、すぐにエージェントにキャンセル、日程変更の連絡をしましょう。
LINEでやり取りをしている場合も多いと思いますので、伝えやすいと思います。
印象が悪いメッセージ
無理になりました。すみません。
印象が良いメッセージ(LINEの場合)
申し訳ございません。
仕事が残業になり、本日の面談ですが、間に合いそうにありません。
日程の変更をお願いできれば幸いです。
このような感じで伝えましょう。
「仕事で○○があり、○○しようと思ったのですが、~~~で、どうしても…」という風に、理由を長々というのもあまりよくありません。
そして、折り返しの連絡で面談の再スケジュール(リスケ)をお願いするようにしましょう。
余裕があるのであれば、先ほどの文章に、スケジュールを添えると一番いいです。
スケジュールを添える場合
申し訳ございません。
仕事が残業になり、本日の面談ですが、間に合いそうにありません。
日程の変更をお願いできれば幸いです。
下記、日程はいかがでしょうか?
11日15時以降
12日15時以降
13日12時以降
よろしくお願いいたします。
連絡方法としては、日程調整の時や今までにLINEで連絡しているのであれば、そのままLINEで問題ありません。
メールで連絡を取ったのであれば、メールでもOKです。
電話でしかやり取りをしていないのであれば、下記手順が一番理想です。
- 電話をかける
↓出なかった - 留守電を入れる
↓留守電にならない - SNSメッセージを入れる
夜遅い場合や仕事などで時間がない場合は、SNSメッセージで対応するのが一番スマートです。
留守電の内容
お世話になっております。
○日○時から面談を予約していた○○です。
本日残業で遅くなり、面談時間に間に合いそうにありません。
日程の変更をお願いします。
失礼いたします。
SMSメッセージを送る場合は、LINEの文章と同じで大丈夫です。
また、メッセージを送った場合は次の面談日の候補日が送られてくることが多いです。
今後の信頼関係につながります。
面談の断り方は?(他の転職エージェントで採用が決まったなど)
他の転職エージェントや自己応募で採用が決まったり、転職エージェントを使わなくなった場合の送信内容を紹介します。
LINE・SMSメッセージ
他の転職エージェントからすでに応募しており、本日採用が決まりました。
面談の予約をしていた中、大変申し訳ございませんが、面談はキャンセルでお願いいたします。
ありがとうございました。
転職エージェントでは、他で採用が決まって利用が終わることはよくあります。
なので、この文章を送るだけで担当者には伝わります。
転職エージェントの面談を成功させるための5つのポイント
転職の面談を成功させ、より良い転職活動を行うためにはポイントがあります。
- 入社希望日をしっかり伝えておく
- 転職理由(辞めた理由)はしっかりと伝える
- 気になることは遠慮せず質問する
- コミュニケーションをこまめに具体的にとる
- 転職エージェントは1つに固執しない
入社希望日をしっかり伝えておく
なので、早く働きだしたい場合と2か月後以降でもいい場合では、紹介する求人も変わります。
担当者に具体的に伝えることで、転職がスムーズに進みます。
求人の希望もそうですが入社日の希望も具体的に伝えるようにしましょう。
転職理由(辞めた理由)はしっかりと伝える
隠していて後々伝える人も多いですが、担当者の信用を損ないますし、推薦状を書く時に隠し事があるとデメリットになります。
しかし、中には「人間関係」「転職回数が多い」など隠したいことがある場合もあると思います。
ただ、こういった転職理由は必ず企業の面接の際に質問内容で出てきます。
気になることは遠慮せず質問する
もちろん、文句のような言い方だとよくりません。
ですが、求人情報に疑問を感じたり、業界用語などわからないことがあれば積極的に質問しましょう。
中には、求人を出している企業内でしかわからない仕事内容やスキルを書いている企業もたまにあります。
その場合は担当者が問い合わせて聞いてくれるので、安心して質問しましょう。
コミュニケーションをこまめに具体的にとる
求人を送ってもらった時にそっけない返信をしても何が嫌なのかわかりません。
例えば「この求人給与以外はいいですけど、月○○万以上でないときついです…」「この求人は給与・仕事内容はいいんですけど、勤務場所が遠いです…」といった具合です。
些細なことでも、求人に対して思っていることを送るようにしましょう。
また、書類作成や面接対策でも同じで、気になる点は指摘したり質問するようにしましょう。
転職エージェントは1つに固執しない
転職エージェントは1つに固執しないようにしましょう。
非公開求人、独占求人も転職エージェントによって違います。
企業側は1つの転職エージェントにしか求人を出していないこともあります。
なので、より希望に合う求人を見つけたいのであれば、複数の転職エージェントを利用することは必須です。
また、エージェントの担当者との相性もあります。
上司と相性が合わないように、担当者と相性が合わないことも多いでしょう。
自分に合う求人を見つける為にも、担当者の相性を確認するためにも複数の転職エージェントを使いましょう。
この記事を書いた人
安藤麗奈。1987年生まれ。転職エージェント計3社で11年勤務。z転職のような一人一人に合った転職エージェントを紹介するサービスやリクルート系転職サービス、ブラックな転職エージェントでの勤務経験もあり。既卒から一般転職・ハイキャリア・専門職の方までフォロー。
【注意】転職エージェントの裏事情
やめとけ!使わない方がいい転職エージェント7選!と使わない方がいい人の特徴をまとめています。