- 求人のチェックだけしたい
- 情報収集のために使いたい
- やり取りがめんどう
- 面談する時間がない
上記のような理由でリクルートエージェントに登録しても面談したくないと思っていませんか?
果たして、リクルートエージェントは面談をしないと求人を探したり、応募はできないのでしょうか?
というのも、リクルートエージェントは面談することを前提にしたサービスだからです。
ただ、面談を受けたくないという方も多いと思います。
リクルートエージェントの面談をしたくない方は参考にしてください。
この記事を書いた人
安藤麗奈。1987年生まれ。転職エージェント計3社で11年勤務。z転職のような一人一人に合った転職エージェントを紹介するサービスやリクルート系転職サービス、ブラックな転職エージェントでの勤務経験もあり。既卒から一般転職・ハイキャリア・専門職の方までフォロー。
なぜ面談しないと求人を紹介してもらえないのか?
面談をしないで求人を紹介してほしいというメッセージをたまに送ってくる人がいました。
残念な話なのですが、その相談には答えることはできませんでした。
その理由を解説します。
面談なしの人を門前払いする理由
その兼ね合いから、企業と応募者が直接のやり取りを行っていないところも多いです。
なかなか求人が集まらない会社は「公開求人+エージェントからの紹介求人」といった形です。
しかし、多くの人が応募したいような企業は、応募が大量に来るので、エージェントを挟んだ応募を重点的に書類選考、面接を行っています。
正直なところ、20代30代の女性を求めている会社に40代50代の男性から応募が来ても書類選考で不採用の通知を送ることに時間を取られます。
人事の担当者が1人で回しているような会社に1回の募集で100件応募が来たら対応できなくなります。
そのようなことを避けるために、非公開求人として、エージェント経由での採用に重点を置いている会社も多いんです。
エージェントから希望に合わない応募ばかりが大量に来ると、企業側からも文句が来ます。
私が担当者として働いていた時も、まずは面談をすることを口酸っぱく言われました。
給与のいい会社・条件のいい会社・応募する人が多くなる会社ほど非公開求人として、募集されることが多いです。
よく言われる「面談後の求人の方が質がいい」というのは本当です。
もし、少しでも転職をしようと思っているのであれば、面談を受けてみることをおすすめします。
リクルートエージェントは面談なしで応募はできる?自己応募の方法は?
リクルートエージェントで求人を応募するのであれば面談は必須です。
エージェントを通して応募することは面談後でないとできません!
なので、まずはリクルートエージェントに登録をして求人を見てから決めるというのもいいでしょう。
求人を見て気になるものがあれば、面談を受けるという流れでもいいです。
その時は面談で非公開求人も紹介してもらえるので「見つけた求人」と「非公開求人」を比べて応募するといいでしょう。
もちろん両方応募する方もたくさんいました。
そもそも、1件応募したくらいでは簡単に書類選考に通らないので、複数件応募するのが普通です。
どうしてもエージェントと面談するのが嫌なら、自己応募型の転職サイトもおすすめです
リクナビNEXTはリクルートのサービスで、求人を探して自分で応募することができます。
書類作成や面接対策を受けることはできませんが、自分のタイミングで好きな求人に応募することができます。
また、dodaでは、自己応募のサービスとエージェントサービスを両方行っています。
自己応募だけで利用することもできます。
リクルートエージェントの面談は、オンライン面談(もしくは電話)がほとんどです
対面面談の希望者は、全国に16か所にあるオフィスで実際に会って面談をしてもらうこともできます。
しかし、ほとんどの人はオンライン面談なので、面談を対面でしないといけないと考えていたのであればその必要はないので安心してください。
初めに面談では、今までの経歴や希望を聞いて、その際に求人を紹介してもらいます。
そのあとに追加の求人紹介や細かなやり取りはLINEでするので、隙間時間で進めることができます。
求人に応募する可能性がある人は電話面談をまずはお願いするのもおすすめ
面談をしたくないと思っている方には、オンラインであっても嫌な理由があると思います。
- 顔出しするのが嫌
- 面談の連絡がしつこく来るのが嫌
- オンライン通話したことがないから嫌
電話面談は、オンラインや会って面談をするのが嫌な人の中間策としてとらえるといいでしょう。
今後転職を考えてる人はぜひ電話面談をお願いしてみましょう。
電話面談をすることでしつこい連絡もなくなる
なので、エージェントサービスに登録をした後、1番初めのステップが面談の日程調整になっています。
リクルートエージェントに登録すると、電話がきたり面談日の案内が送られてきます。
これは転職エージェントであれば、必ず踏むステップなので仕方ありません。
しかし、電話面談であっても一旦面談すればそういった面倒でしつこい連絡もなくなります。
無駄な連絡やメール、対応をしないためにも面談をこなしておくことがおすすめです。
リクルートエージェントを面談しないで利用するメリット・デメリット
下記のようなメリットがあって面談したくない方が思います。
面談なしのメリット
- 気軽に利用できる
- 自分のペースで転職できる
- 面談時間がかからない
面談を受けないことで、気軽に隙間時間で求人を見たり、自分のペースで転職活動を進めることができます。
そもそも、キャリアアドバイザーとのやり取りが嫌!という方もいるでしょう。
面談をしない際に発生するデメリットは以下になります。
面談なしのデメリット
- 非公開求人の閲覧ができない
- 書類作成サポートを受けられない
- 面接対策サポートを受けられない
- アフターフォローがない
リクルートエージェントで面談を受けない場合は、上記すべてのサービスを受けることができません!
非公開求人を閲覧できない(紹介してもらえない)
これらは、面談を受けた後に希望に基づいて紹介されるものです。
企業側は、無駄な書類選考や面接を避けるために、条件にマッチした方だけが応募できるような形にしています。
未経験OKの求人以外は、全く経験がない人が応募してくると企業は困るわけです。
優良企業ほど応募がたくさん来るので、たくさんの応募に対応する必要があります。
非公開求人にすることでフィルター分けしているのです。
なので、リクルートエージェントの40万件を超える非公開求人を見たい場合や応募したい場合は、面談をする必要があります。
▼リクルートエージェントの公開・非公開求人数
公開求人 | 489,755件 |
非公開求人 | 401,653件 |
※求人数は、2024年11月現在
書類作成・面接対策のサポートを受けられない
実際、企業側の採用意図を知って書類作成をするか、知らないで作成をするのかでは結果は大きく変わります。
- 企業の採用意図を知って書類を作成し応募(エージェントサポートあり)
→受かりやすい - 求人情報だけを見て自己応募(エージェントサポートあり)
→受かりにくい
自己応募は、30%~50%しか書類選考に通りません。
書類選考の通過率は、年齢や経験によって、また応募している企業によっても異なりますが、3~5割といわれています。つまり、1/3程度しか受からないケースもあります。
引用:indeed
さらに、面接では、企業側が採用しようと思っている人数しか受かりません。
面接対策も実際に聞かれるような質問内容がわかるので、採用される確率がグンと上がります。
よく言われる中途採用の面接採用率は「1次50%→最終30%」となっています。
中途採用では、1次面接のみの場合もありますが、応募が多い人気の会社ほど、2回以上面接を行っています。
10人来た場合、1次で半分にし、最終で採用人数分採用するという形が一般的です。
実際、口コミを見ていても、20件受けても全て落ちるという人も多く見かけます。
また面接落ちたよ……
これで20件……
なんでダメなんだよ
何が悪いんだよふざけんなよ— 強欲なタコ焼き (@gQoEoZtfg0Rxhyn) January 10, 2024
また面接落ちた もう20件くらい落とされてる 私の何がいけないんだろう
— 1、2のさっちゃん (@michumicu1006) August 31, 2023
そもそも、受かりやすくなるから、他の方も転職エージェントを使うわけで、自己応募の方が受かるのであれば使う人はいません。
年収交渉や待遇・条件交渉してもらえる点も大きい
実際、この年収交渉をしてもらって年収が上がった口コミも多いです。
製造 31歳 男性
求人に書いている年収が320~370万となっていてリクルートエージェントの担当の方に相談したところ面接前に年収交渉をしてもらいました。
この場合、320万ですね。と言われたのですが、交渉できますか?と聞いたところ交渉してくれて、結果350万になり、その後面接し採用となりました。
企業側の意向もあるので100%上がるわけではないですが、入社後はなかなか交渉できないので、間にエージェントが入っているタイミングで交渉することをおすすめします。
事務職 28歳 女性
リクルートエージェントを使って転職しました。
年収交渉をダメもとでしてもらって20万初めの金額より上がりました。
入社後に先輩と給料の話をしていた時に「ここの会社は入ってから給与上がることないよ!」と言われて採用前に交渉しておいてもらって本当に良かったと思いました。
なので、特に募集要項に幅がある場合などは交渉で簡単に上がることもあります。
入社後は言いくるめられることも多く簡単には給与が上がりません。
入社前にどれだけ年収を交渉してもらうかによって今後を長く見た時に数10万・数100万と変わってきます。
面接では聞きにくい確認も代わりに行ってくれる
リクルートエージェントでは、年収交渉だけでなく待遇や配属部署・配属地域なども入社前に確認しておくことが重要です。
自己応募する場合は面接などで直接聞く必要がありますが、担当者がいれば、代わりに聞いてもらえるのでエージェントを利用するメリットは大きいです。
面談がめんどくさい!受けたくない!という理由でこのメリットをつぶしてしまうのは、とてももったいないことです。
面談なしでもリクルートエージェントの利用は可能です
しかし、面談をしないと優良な求人や人気の求人(非公開求人)をチェックできなかったり、書類作成や面接対策をしてもらうこともできません。
まずは求人を見たいという方は、登録だけして、どんな求人があるのかチェックしてください。
ただし、リクルートエージェントは、面談をして求人に応募していく流れなので、応募したい時は面談をする必要があります。
求人をまずは見たい!自己応募したい!という場合は「リクナビNEXT」でも同じ求人があります。(面談後に紹介される非公開求人はありません。)
面談をするのが嫌!という気持ちよりも、面談のメリットがあると思う場合は、面談を前向きに考えましょう。
電話面談を利用することで面談しないデメリットを補い、面談するメリットも得ることができます。
なので、転職でいい会社に入りたい!給与もアップしたい!応募する求人の採用率を上げたい!と思うのであれば面談を受けてみてください。
リクルートエージェントの面談まとめ
- 面談なしで求人閲覧は可能
- 非公開求人の閲覧はできない
- 書類作成、面接対策の利用ができない
- 担当者が付く転職をしたくない場合は「リクナビNEXT」
- リクルートエージェントは、ほとんどがオンライン面談
- 対面やオンラインが嫌な方は電話面談も可能
リクルートエージェントの詳細
サービス名 | リクルートエージェント |
運営会社 | 株式会社リクルート |
許可・届出受理番号 | 13-ユ-313011 |
定数データ | 転職支援実績No.1 |
公開求人数 | 489,755件(2024年11月現在) |
非公開求人数 | 401,653件(2024年11月現在) |
料金 | 無料 |
業種 | 事務職、営業職、IT、製造、大手・中小企業など幅広く対応 |
対象者 | 全職種、全年代、管理職や専門職も対象 |
対応年齢 | 20代〜50代 |
対応地域 | 全国および海外 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
この記事を書いた人
安藤麗奈。1987年生まれ。転職エージェント計3社で11年勤務。z転職のような一人一人に合った転職エージェントを紹介するサービスやリクルート系転職サービス、ブラックな転職エージェントでの勤務経験もあり。既卒から一般転職・ハイキャリア・専門職の方までフォロー。
【注意】転職エージェントの裏事情
やめとけ!使わない方がいい転職エージェント7選!と使わない方がいい人の特徴をまとめています。