リクルートエージェンントにはアドバイザーと相談する以外にもスカウトメールがあります。
「このスカウトで本当に転職が有利になっているのかよ」「身バレのリスクは？」「応募歓迎はどういう意味？」など様々な疑問を持つ方も多いでしょう。
当記事ではそんなリクルートエージェントのスカウト機能を上手く活用するポイントなどを紹介していきます。
内定を貰う数を増やしたい、リクルートエージェントを活かしきりたいと思う方はぜひ目を通してください。
リクルートエージェントの２種類のスカウトメールとは？
リクルートエージェントのスカウトメールには「面接確約」と「応募歓迎」の２種類あります。
面接確約のスカウトとはその名の通り、書類選考をパスできるスカウトです。
そして、応募歓迎のスカウトは企業側があなたの経歴や実績などを見て「興味を持っていますよ」とアピールしているメールになります。
ただ、応募歓迎のスカウトは基本的には、来てくれたらうれしいが、来ないのであれば別に構わないという状況なので、そこまで喜ぶという価値にもなりません。
応募歓迎のスカウトメールについては記事後半でもしっかりと解説するので、気になる方は参考にしてみてください。
在籍している会社にバレるリスクは？
同じ職種の転職を考えている方で一番怖いというのは、現職で働いている会社にバレるということではないのでしょうか？
スカウトメールを送る企業側はリクルートエージェントとリクナビNEXTの利用者が登録しているレジュメを「リクナビHRTech転職スカウト」という機能で検索して優秀な人材を探します。
職種や業界などで本的には企業も検索してくるので、企業との取引履歴や職歴などを、偶然見つけられてバレてしまうリスクというのはやはりあります。
こういったリスクを防ぐために非公開の設定などもできるのですが、魅力的なレジュメから離れるというデメリットもあります。
転職活動をしていることがバレてはいけない方は、自分の置かれている状況であったり、今会社がどのようなサービスを利用して求人などを把握したうえで、臨機応変に対応していきましょう。
ぶっちゃけリクルートエージェントのスカウトメールの評判どうなの？
この章では実際にリクルートエージェントのスカウトメールの有用性や評判について解説していきます。
具体的にどのような感じかがわかる利用者の口コミなども集めたので、参考にしてみてください。
リクルートエージェントのスカウト機能の感想が書かれた口コミを紹介するので、どの部分で不満が出やすいか、どの部分が良かったかなどを把握するようにしましょう。
リクルートエージェントスカウト利用者の口コミ
【マーケティング ２０代後半】
面接確約のメールは全体の２割ほどでした。自分が魅力的に思う会社もありましたし、そうでない会社もまちまちでした。
緊急の転職ではありませんでしたし、利用しておいて損はなかったです。とりあえず、のんびり転職を考えたい方には良いのかもしれません。
【コンサル 30代前半】
とにかくスカウトメール以外のメールもたくさん送られたという印象です。こまめにチェックしないとせっかくの面談が確定しているスカウトメールも見逃してしまいます。私の経歴が影響しているかもしれませんが、面接が確約されているメールはベンチャー企業や中小企業しかありませんでした。
有名な企業はそこまで利用していないのかなという印象です。
【営業 20代半ば】
個人的にはこのスカウト機能を利用していて良かったです。とにかく早く内定を貰いたかったので、確かにスカウトからの応募は普通に応募するよりもスムーズに内定まで進めることができました。
とにかく早く内定を貰いたい方は、自分で応募しつつ、スカウトメールに積極的に応募していく方法がおすすめです。
これらの口コミのように、とにかくスカウトメール経由の応募を優先して、短期間で内定を貰った方もいますし、自分の選択肢を増やすために利用した方も、それぞれいます。
スカウトメールは目的によって価値が変わる
スカウトメールにどれくらい意識を置くかによって、短期間で転職を決めたい方または、長期的にじっくり転職など、様々な利用方法が使えます。
スカウトメール経由の方が内定に繋がりやすいのは確かです。
ですが、デメリットにはベンチャー企業や中小企業が多いなどの特徴もあります。
安定など、ゆったりと仕事をしたい方にはあまりおすすめできないかもしれませんが、バリバリ即戦力として活躍したいという方にはおすすめです。
もちろん、ゆったり仕事をしたい方に適したスカウトも来ますが、基本的に企業側も即戦力になると思ってスカウトを送るわけですから、あまり期待はしないほうが良いでしょう。
企業からスカウトメールが来ない時の対策
ここでは面接確約のスカウトメールをもっと欲しいと思う方がどのような工夫をすれば、もっと増やせるのかのポイントを紹介します。
紹介するのは以下になります。
- スカウトメールを増やす基本的な考え方
- 定期的にサイトにログインする
- レジュメの情報量を多くする
- 希望条件をアバウトにしておく
スカウトメールを増やす基本的な考え方
まず大前提に知っておいてもらいたいことがあります。
それは「レジュメを見られる頻度×レジュメの内容＝スカウトメールの数」だということです。
基本的に、スカウトメールを送られてくる数を増やすのはレジュメの見られる頻度を増やすかレジュメの内容の質を上げるかのどちらかです。
また、レジュメを見られる頻度を増やしたところで、レジュメの内容が悪ければスカウト履きませんし、どんなにレジュメの内容が良くても見られる頻度が低ければスカウトメールが送られてくる数は増えないでしょう。
おすすめとしては出来るだけスカウトメールを増やす２つの要素をバランスよく増やしていくことがおすすめです。
２つをバランスよくこだわっていくことで、自分の選択肢を増やし、かつ安定的にスカウトメールが送られてくるようになるでしょう。
定期的にサイトにログインする
まずは、あなたのレジュメを見てくれる頻度を上げる方法になります。
定期的にリクルートエージェントを利用しておかないと、企業向けのリクナビHRTechで導入しているAI機能に「この人はあまりリクルートエージェントを利用していない」と学習されてしまいます。
リクルートエージェント側もアクティブなユーザーに転職をしてもらいたいわけですから、スカウトメールを利用しているユーザーにもできるだけ返信をくれる方がありがたいのです。
まして、今では他のサービスと併用も定石手段となっているわけですから、アクティブなユーザーが他のサービスに移る前に出来るだけ転職のアクションを起こしてもらいたいわけです。
なので、企業がリクナビHRTech転職スカウトで人材を検索したときも、ログインなどを頻繁にしているユーザーを優先的に表示する傾向があります。
なので月に１回、できれば２週間に１回の頻度でログインはしておきましょう。
レジュメの情報量を多くする
次にレジュメの質を上げる方法になります。
レジュメの質を上げるのであれば情報量を上げてしまうのが一番手っとリ早いです。
自分の基本的なスキルはもちろんのこと、どういった実績やスキルがあるかなどを具体的に書いていきましょう。
いろいろ情報量が多くなることで、企業側も「この人だといけそう」「この人はダメだなと」はっきりと判断がつくようになります。
はっきりと判断がつくようになるので曖昧な応募歓迎などの割合が減り、面接確約か送られてこないの０か１の結果になってきます。
割合が減るとは間では言い切れませんが、上手に情報量を増やすことができたのであれば確実に面接確約のスカウトメールは増えるでしょう。
また、勤めている会社にバレるというリスクもありますが、できるだけどういった社名などもないように反映したほうが、読み手に伝わる情報が増えるので質の高いスカウトメールが増えやすくなります。
希望条件をアバウトにしておく
仕事の条件をあまり絞らないようにしましょう。
あなたが全て満足行く仕事というのは、見つけるのが難しいです。
例えば、勤務地の限定などマッチするのは至難の業です。
自宅から30分以内、○○駅など、かなり限定したメールしか受け付けないというメッセージをあなたのレジュメを読んでいる企業に伝えているということになります。
かなり強運でないとそんなピンポイントな求人が来ることがないでしょう。
年収なども同じです。高い年収を希望すればするほど、それ相応の実績が必要になります。
条件を絞らなければ、スカウトをしてくれた企業もあるかもしれませんし、交渉次第ではあなたの希望条件に合った企業になるかもしれません。
もちろん、アバウトすぎる希望条件もあなたが希望していないスカウトが来る可能性があるので、自分の納得できる範囲で設定しておきましょう。
リクルートエージェントの応募歓迎スカウトメールは本当に歓迎されてるのか？
まず結論から言うと、少なからず応募歓迎のメールというのは歓迎されています。
というのもメールが送られてくるということは少なからず、企業側があなたのレジュメを見て興味を持ったころには変わらないからです。
先ほどから企業はリクナビの「リクナビHRTech転職スカウト」というサービスを利用して、優秀な自社で活躍しそうな人材を探していると伝えてきました。
このリクナビHRTech転職スカウトは「面接に来てほしい」「興味がある」「興味なし」を手軽に選択でき、応募歓迎スカウトはこの中央である「興味がある」に当てはまる方になります。
企業によっては「ぜひ一度応募してくれないかな」と面接確約まではいかないが応募したら優遇するというところもありますし、「とりあえず能力的には大丈夫だから送っておこう」という意図のもと送っている企業もあります。
なので少なからず、企業側は「あなたならこの会社でやっていけるかもしれないよ」という気持ちなのです。
書類選考が通りやすくはなる
最終的結論から言うと、具体的にどれくらい書類選考を優遇してくれるかは企業次第というところはありますが、あなたのレジュメを見て興味を示したのは確かです。
なので、企業に送られてくる選考書類を優先的に目を通している可能性というのは非常に高いです。
ただ、他の応募者であなたの経歴よりも優秀そうな人がいれば、問答無用で落選させるということです。
他の応募者というのは、送るタイミング的な要素もあるので対策の使用はありませんが、送った選考書類を優先的に読んでくれるというのは転職を有利に働かせるのは間違いないでしょう。
なので、基本的には働いてみたいという企業から応募歓迎のオファーが送られてこられれば、採用選考に応募してみると良いでしょう。
【結論】リクルートエージェントのスカウトは利用するべき
内定をできるだけ多くもらい、自分の選択肢を増やしていきたいのであれば、スカウトサービスはぜひ利用するべきでしょう。
ただ、会社にバレるというリスクもなくはないので、状況に応じて利用していくと良いでしょう。
「応募歓迎」「面接確約」どちらのスカウトメールが送られてきても、転職を有利に運ぶものなので、できるだけ企業から魅力的な人材に見られるレジュメを作成していきましょう。